カラオケ採点で90点を取る裏ワザ
私、黄昏オヤジ、行きつけのスナックのママさんにチヤホヤされたいのがきっかけで、カラオケの練習を始めて早5年。元々ゲーム好きなのでもっぱら採点で遊んでおります。
ご存じかと思いますが、現在の日本では、カラオケの機種というとDAM系とJOYSOND系の2つに大別されます。そんな中、かつてはカラオケ採点では70点〜80点台しか取れなかった私ですが、今ではDAM系の精密採点でも、JOYSOUND系でも100点が出せるようになりました。狙った曲なら90点以上は確実です。


そこで、皆さまにカラオケ採点で90点以上取れる裏ワザをここに書き置いておきます。ここ以外でも得点を上げるためのサイトはたくさんありますが、ここでは私が最も重要だと思う「選曲」について特に詳しく解説していきます。まずはこの記事で選曲をバッチリにして他の専門のサイトをご覧いただければ効果的です。おそらく、いわゆる音痴以外の人であれば、誰でも90点は取れるようになるかと思います。
カラオケの採点とは?
その人の歌を音程やリズム感の正確さ、表現力などに分類して歌の上手さを得点として機械が判定するものです。機種によって採点方法は異なりますが、概ね90点以上がでれば、「まぁお上手」といったところでしょうか。ただ人が歌うアナログ情報、とくに感情などを機械が完璧に正しく判定することはできませんので、これは絶対というわけではありません。
また、今回の主題である選曲によっても点数は大きく変わります。
これはよく言われることですが、「カラオケ採点の得点=歌の上手さ」ではありません。有名な歌手が自分のヒット曲を歌って80点も出せなかった、なんて話はよく聞きます。ただし、歌の上手さの目安にはなります。その理由を示します。

歌が上手いという要素には必ずその曲の「音程」が正しく取れていることが条件にあります。つまり歌の音に対して、正しい音階で発声できるかということです。そしてカラオケで90点以上出すには、ある程度は「音程」が取れていることが必要です。逆に言うと、音程が正しくとれない、音を外してばかりですと得点は上がりません。なので、「カラオケで高得点=ある程度以上は音程が正しい」であって、まぁ歌が上手いだろうという目安になると考えます。
ちなみに前述の歌手もエンターテイメントでやっているわけで、淡々と歌えば90点以上は出せると思います。
誰でも90点以上、出せますか?

生まれつき歌が上手いがいますよね。これは天性の才能であります。私は「歌の上手さ」は運動神経に似ていると思います。例えば、生まれつきすごく足が早いとか、ジャンプ力があるとか、持久力があるとか…逆に運動が苦手な人もいます。そういえば運動音痴なんて語もあります。

これは持って生まれた才能ですから、その才能に乏しい人は練習や工夫によって秀でた人に追いつくしかありません。しかし悲しいかな、生まれ持った才能には抗えないことがほとんどです。確かに練習をすれば上達はします。しかし才能がある人が練習をすれば、さらに上に行ってしまいます。
歌唱力もほぼ同様だと思います。私が100点出せる曲は数曲ですが、世の中には100点を何百曲も出せる人が山ほどいます。とてもかないません。ただ歌の上手さと運動神経では異なる点もあります。それは陸上競技のように数値では優劣が完全には決まらないという点です。前述の通り、歌の上手さは機械では完璧には測れません。
カラオケに限らず何の採点であっても100点満点中90点であれば、優秀だと評価されますよね。なのに、カラオケ採点の90点というレベルは、それほど難しくなく達成できるものなのです。
※生まれつき極端に音感が悪い、発声の機能に何かある、などの場合は難しい場合があるかもしれません。その場合は専門家に相談したほうが良いでしょう。
「誰でも90点以上、出せますか?」
「はい、誰でも出せます」
その根拠は私の経験です。DAM採点70点台、つまり平均点以下であった私でも今は90点のレベルなら楽々クリアできるようになりました。
「素敵なお声ねぇ」としか言われなかったスナックのママさんからは「お上手ねぇ」と言われるようになりました。まぁお世辞でしょうけど。

高得点のために最も必要なこと
それはズバリ、選曲です。本質的には音程が正しくとれることなのですが、逆に言うと正しく音程を取りやすい曲を選ぶ、ということです。というと、「何だそんなこと知っているよ」「他のサイトやYoutubeでいくらでも言ってるじゃん」という声が聞こえてきそうです。
Youtubeを始め、他サイトでも一般的によく言われている選曲のコツは、
- 音程差のあまりない曲(音の起伏があまりない)
- 音域が狭い曲(曲全体の音の範囲が狭い)
- ゆっくり目の曲(バラードなど)
- 自分のキーにあった曲(またはキーを合わせる)
が言われています。これはすべて正しいです。
他のサイトやYoutubeではオススメの歌いやすい曲や高得点が出しやすい曲が紹介されることも多くあって、参考にはなるのですが、落とし穴もあります。それは、
- 歌いやすい曲と得点が出る曲は必ずしも一致しない
- 同じ曲でも人によって点数の出方に差がある
- DAMとJOYSOUNDでは得点の出方が異なる
- 掲載者、投稿者が実際に試していない、テキトーに言っている
(ボイトレスクールのステマであったりする)
などです。1.2.の例ですと、桐谷健太さんの「海の声」がよく紹介されています。確かにこの曲は歌いやすい部類ですが、私の場合ですと90点以上は出ても95点以上は難しくなります。
3.の例です。私は昭和の名曲、坂本九さんの「上を向いて歩こう」「見上げてごらん夜の星を」をよく歌います。両方とも得点は出やすい曲ですが、DAM系とJOYSOUND系では、同じように歌っても得点の出方がなぜか逆になります。(片方がほぼ確実に95点以上、もう一方は90点~95点)
4.の例ですと、米津玄師さんの「檸檬」が紹介されているのを見ました。この曲は少なくとも簡単な曲、高得点を狙う曲ではないです。
もちろん、きちんと裏付けを持って紹介してくれている方もいらっしゃいます。
しかし、カラオケに関する情報と言いつつ、結局は自社のボイトレスクールの体験レッスンにアプローチすることを目的とした、いわゆるステマのサイトも多々あり、こういうサイトには要注意です。
高得点のための選曲の手順
では実際に高得点が狙える選曲の手順です。
- 歌いたい曲をピックアップまたは検索
- DAM、JOYSOUNDの全国平均点を調べる
- 実際にカラオケで数回歌ってみる
2.が他サイトではあまり見掛けない大きなポイントです。順を追って説明します。
1.歌いたい曲をピックアップまたは検索
まず、好きなアーティストや歌いたい曲、または「歌いやすい曲」「カラオケ 高得点 曲」などで検索して、候補をリストアップしてください。何曲でも構いませんが、最低7,8曲は選んでください。できれば20曲とかは欲しいところです。
2.DAM、JOYSOUNDの全国平均点を調べる
カラオケで歌い終わりの採点のところで全国平均点はわかります。ヒトカラだったらワンコーラスほどで切ってしまって、採点画面に行くと時短になります。余談ですが、DAMは最後のほうまで歌い切らないと点数は低く、JYOSOUNDは歌ったところまでで歌唱で採点されるようです。
ただ実はカラオケボックスとかに行かなくても自宅で簡単に全国平均点を調べる手段があるので紹介します。以下は私の知っている方法ですが、他に効率的なやり方があればぜひお教えください。
DAM系の場合

精密採点のスマホアプリで確認できます。ただし精密採点のバージョンは古めです。PC版の場合は最新の精密採点Aiが使えますが、2024年3月時点では平均点がきちんと集計されていないようです。
お試し以外の利用には料金が必要で個人的にはちょっとお高いかもしれません。なので本来の使い方ではありませんが、短期間だけの利用で一気に調べるという手はあります。
※Android用アプリ「カラオケ@DAM カラオケと精密採点」の採点結果より引用
JOYSOUND系の場合

JYOSOUNDのサイト(ホームページ)から調べられます。曲名で検索するとそこに表示されてます。
全国平均点の評価
歌った人の数や曲のリリース時期などで一概には言えませんが、傾向として平均点が高い曲は高得点が出やすい、ということはほぼ間違いないでしょう。目安としてDAM系なら85点以上、JOYSOUND系なら88点以上(できれば90点以上)です。もしここで、DAMで80点以下、JOYSOUNDで86点以下は残念ですが、その曲はあきらめて候補から外したほうが良いしょう。その曲は簡単とか難しいとかではなく、点数が出にくい曲という判断です。
ちなみにここでは詳しい説明は省きますが、音を伸ばすところが少ない曲はビブラートやロングトーンが出しにくく得点が伸びにくい要因となります。
3.実際にカラオケで数回歌ってみる
この時点でおそらく数曲になっているので実際に何回か歌って採点してみます。すると多くの場合、あることに気づきます。それは「なぜか点の出やすい曲と出にくい曲がある」ということです。これは採点のロジックが影響したり、自分に合っているかなどの理由が考えられますが、詳細は考える必要ありませんし、私もよくわかりません。
ここで全国平均点に近い点が出せれば90点は近いです。人によってはこの時点で90点をクリアできるでしょう。で、何回か歌ってみて、あなたの得点の高いものが90点を超える選曲候補となります。ここで最終的な曲は1~3曲に絞ってください。

ここからはひたすら練習になりますが、ここでやっと他のサイトの攻略法を参考にしてみてください。ただし、やみくもに歌っても点数はなかなか上がらない場合がありますので、これから私なりの練習法をご紹介します。
カラオケ90点のための歌い方
選曲ができたところで、私なりの攻略法を紹介します。一般的なもの+αで私なりに考えた方法ですが、特に画期的なものではありませんので、すでに他のサイトで紹介されていたり、私が知らないだけで周知されている可能性はあります。
- ひたすら聴き込む(その1)
- ひたすら聴き込む(その2)
- 独自の歌詞カードを作って歌う
- JYOSOUND分析マスターの「音程強化モード」を使う
- 苦手部分を反復で聴くアプリ
1.ひたすら聴き込む(その1)
文字通りです。単にリビングやお風呂でただ聞き流すのではなく、イヤホンを使って選定曲を何度もしっかり聴き込みます。聞くではなく「聴く」です。ただそれだけですが、基本中の基本です。
2.ひたすら聴き込む(その2)

聴くというと、当然ボーカルを中心に聴くと思いますが、時にはボーカル以外の音、例えば、ドラム、ベース、コーラス、伴奏のピアノなど1点に絞ってその音のみを拾って集中的に聴き込んでください。特にリズムに影響するドラムなどがおすすめです。これは直接的にその歌が上手くなるものではないですが、曲自体を更に理解するのに役立ちます。
ただ、これを曲の最初から最後まで続けるのはかなり至難の業です。たいてい寝てしまったり、よそ事を考えたり、ボーカルを聴くことに戻っていたりします。なので、長ければサビの部分とか音を外してしまう部分を集中的に聴くとよいでしょう。
余談ですが、寝てしまうのをうまく利用する手があります。私の場合、何だか寝付けない時など、この手法をやっているといつの間にか寝てしまいます。お酒や薬を飲むよりもはるかに健康的です。個人差はあると思いますが、不眠に悩む方は一度お試しください。ベース音は落ち着きがあって聴き込みがオススメです。もちろん、ゆったりした曲のほうが適しています。

3.独自の歌詞カードを作って歌う
日本語の歌の場合、カラオケのテロップは当然、漢字交じりの文章が表示されます。なので、音も伸ばすところ、切るところ、つなげるところなどがわかりにくい場合があります。そこで独自の歌詞カードを作ります。
ここではだれでも知っている歌、童謡・唱歌の「ウミ」を例とします。
海は広いな 大きいな 月が昇るし 日が沈む
これを独自の歌詞カードにすると、
うーみは ひろいーな おーきぃーなぁ~ つーきがっ のぼるぅし 日がしぃずぅむぅ~
例えば長く伸ばすときは長音記号の「ー」、短く伸ばすときは「ぁぃぅぇぉ」を使います。この時、ひらがなが多くなり読みづらくなると思うので漢字で残せるとこは残すのがコツです。
かなり面倒になりますが、ルビを振って手書きにする手もあります。一曲すべてが大変であれば、音を外し勝ちな一部分で良いでしょう。写真の例では音を伸ばすところで〇、切るところで/、音の上げ下げで矢印、息づきで(v)などを使っています。このあたりは、ご自身で工夫してみてください。

有料ですが、楽譜はネットで簡単に入手できます。歌詞をいちいち文字起こししないで済むので楽ちんです。「(練習曲) 楽譜」で検索すれば、よほどマイナーな曲でない限り見つかります。もし、購入する場合、メロディのみの譜面が安価で見やすいと思います。
4.JYOSOUND分析マスターの「音程強化モード」を使う
JOYSOUND分析マスターの「音程強化モード」は超便利です。これは、音程正確率が85%を下回った 部分のみを抽出、そこを部分的に採点し、規定の正確率をクリアしないと先に進めないものです。詳しくは、JOYSOUNDのサイトの解説をご参照ください。
このモードは音程が不正確な部分をクリアするまで何度も歌わされるので、苦手部分の解消に有効です。また、これを行うとバーに音を合わすことが上手くなります。ただリズムが合っていなくてもクリアできてしまうこともあるので過信は禁物です。コツとして視覚だけで合わせようとせず、バックの音もしっかり聴きながら歌うとクリアしやすくなります。これにより、たくさんあった不正確箇所がだんだん減っていくのはなかなか楽しいものがあります。

この画像は、ミスチルの名曲「抱きしめたい」ですが、3か所で音程でミスをしており、惜しくも90点に届いておりません。

その3か所の音程を正すことで、無事90点を超えました。

まれに1曲すべてが85%超えで復習するところがないのに、点数は90点に届かないことがあります。この場合はこのモードは無意味ですが、逆に言うと、その曲は点数の出にくい曲であるというの判断ができます。
私は普段はDAMを選ぶことが多いのですが、新曲の練習の時はこのモードのためにJOYSOUNDを選びます。
5.苦手部分を反復で聴くアプリ
無料のアプリで音声ファイル(mp3ファイル)の一部分を繰り返すことのできるアプリがあります。これで、対象曲の苦手部分を切り出して何度も繰り返し聴き、また一緒に歌ってみてください。手動で操作するよりはるかに楽に繰り返しができます。
そのアプリ名ですが、海外製でここで広く紹介しても良いかわからず、また宣伝するつもりはないので、アプリ名は伏せておきます。Google PlayやApp Storeで「音声編集」などで検索すれば見つかると思いますが、ご質問あればフォームよりお問い合わせください。
最後に
以上が私なりのカラオケ90点超えのための攻略法です。今流行りの曲は難しいかもしれませんが、きちんと選曲し、反復練習すれば誰でも90点は超えられるハズです。なぜならDAMで70点台だった50歳代後半の私でもできたこと、もっと若い皆さまならきっとできます。
ちなみに90点、更に95点以上はリザルト画面でBGMが変わります。その優越感を是非、ご体験ください。最後に私の武勇伝(笑)を残しておきます。2つのバー(お店)での写真ですが、ある店では1~3位、別の店では5位までを独占しています。


以上が私なりに考えた裏ワザです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
もし、ご質問あればお気軽にお寄せください。また、この記事で90点超えを成し得た時はぜひ、ご一報ください。
