名古屋から玉置神社参詣
ついに玉置神社に参詣してきました!
神様に呼ばれないと、その神社にたどり着けない神社、なんでも呼ばれていないのに行こうとすると、急用ができたり、天候が荒れたりして行けないとか…。日本にはそんな神社がいくつかあるようですが、その中でも奈良県にある「玉置神社」と「天河神社」の2つはとても有名なようです。

天河神社はすでに参詣しましたが、2024年11月10日に玉置神社にも参詣してきました。玉置神社の参詣までの道のりはそれはもう大変でした。
単に遠い、アクセスが悪いというのもありますが、私の場合、なかなか呼ばれなかったからです(笑)。
なかなか呼ばれない…
思い立ったのが3月、実際に行けたのは11月でした。
3月:玉置神社への路線バスは12月~3月末まで運休
4月:多忙で行けず
5月:予定するも急な来客あり
6月:梅雨前に計画するも、神社へ行く道がたまたま道路工事でバスが運休
その後、梅雨入り、2024年は超猛暑で8月は断念
9月:予定するもまたもや来客あり
10月:台風やらバスが運航する週末はなぜか雨ばかり
玉置神社への路線バスは祝日・週末だけの運行で、しかも12月~3月までは道路凍結の可能性のために運休となります。なので、11月がラストチャンスでした。1週目の週末は天気が悪く断念、2週目も週初めの天気予報では、またもや週末は雨…。雨でも強行できそうですが、雨だと例のバスが運休になります。今年はもうあきらめるか、と思っていましたが、念のため、土曜日の朝に玉置神社周辺の天気予報を確認すると翌日の日曜日は夕方から雨の予報、つまり参詣の時間はギリギリ雨は降らなさそうです。
そこで急きょ、明日の参詣を決心!しかしまたもや訪れる障壁…
土曜日の朝に決心したのですが、まだまだ障壁が立ちふさがります。
・玉置神社行きのバスは平日に予約が必要
・前泊予定地の新宮駅周辺のホテルをネット予約で試みるもどこも満室
しかし、ダメ元で電話してみました。
・バスは難なくフツーに予約OK
・ホテルはネットでは満室でも電話してみるとなんと!最後の1室だけ空きがありました

これは呼ばれているに違いありません。で、急いで準備をし、JR名古屋駅に向かってすぐに新宮に向かう特急列車の予約に向かいました。(行程は後に紹介します)
そこでも新たな障壁が…。名古屋駅から新宮に向かう列車の指定席が満席なんです。しかし、駅員さんに聞いてみると自由席もあるとのこと、3時間半の道のりを立って過ごすかもしれませんが、バスやホテルまで予約したのにここで断念できず、強行しました。(後で気づいたのですが、高速バスで移動する手段もありました…。)
名古屋から玉置神社への行き方
行きのルート

ドキドキしながらホームに行くと、自由席はガラガラでした。特急列車といっても2両編成で1両が指定席専用、もう一両は自由席のようです。結果的に自由席のほうが窓際席など好きな席に座れてよかったかもしれません。
さて、名古屋から玉置神社への行き方です。新幹線を使わず公共交通機関を使う場合です。いろいろ検討しましたが、名古屋からはどうしても前泊が必要です。
(行き)
1日目は名古屋->新宮(和歌山県、宿泊)
・JR特急南紀でおよそ3時間半(当日に着けばOK)
または
・三重交通高速バスで4時間42分(昼頃着と夕方着の2便があります)
2日目は、新宮->十津川温泉->玉置神社(バス移動)
・新宮(5:53発)->十津川温泉(8:01着):約2時間10分
・十津川温泉(8:44発)->玉置神社(9:24着):約40分
朝の6時前に出発します。リッチに行くのなら十津川温泉に泊まると便利ですが、なかなかいいお値段がします。お一人では泊まれない宿もあるようです。
一日目の移動(名古屋~新宮)

私は12:58発16:24着の南紀5号に乗りました。2両編成でしたが、比較的新しい車両でなかなか快適でした。途中、海の近くを走るので時折、良い景色も見られました。
無事に新宮駅に到着し、ホテルに宿泊します。新宮駅の近くには大きなスーパーがありますので、ここで晩御飯と晩酌用のお酒、翌日の朝食、そして念のため、お昼用のパンなどを購入し明日に備えました。
ここで翌日用のお昼のパン(食料)を購入しておいたのは、かなりラッキーでした。これについては後述します。
二日目の移動(新宮~十津川温泉)

公共交通機関を使って、新宮から玉置神社に向かうには、新宮駅朝5:53発、十津川温泉8:44着の奈良交通特急バスに乗車する必要があります。まだ周りは暗い中、乗車したのは、私ともう一人の若者(男性)だけでした。
ちなみにこのバス、新宮から大和八木までの路線バス、約6時間半掛かるもので、高速道路を使わない日本で最長の路線バスのようです。もう一人の若者はこの体験のために乗車したようです。

天気は相変わらず不安でしたが、川沿いを多く走るこの路線は周りが明るくなってくると、素晴らしい景色が見えてきました。すっきりとした快晴ではありませんが、こういった「うろこ雲」もなかなか味があります。2種類の美しいうろこ雲の空が出現しましたが、その後、その2つが合体する奇跡に遭遇、この素晴らしき空模様、神様もようやく歓迎してくれるようです。
二日目の移動(十津川温泉から玉置神社)
午前8時頃、定刻通りにバス停の十津川温泉に到着しました。なかなか良い天気です。ここから奈良交通8:44発の玉置神社行きのバスに乗ります。待合室でバスを待っていると十津川温泉の宿に泊まったおばさま達が続々とやってきました。

バスが来ました。なんとスクールバスの標識があるバスです。どこかの学校で使われた払い下げか、現在も両方で使われているのかはわかりませんが、おばさま達とスクールバス仕様のバスに乗り込み、ここから約40分、玉置神社へと向かいます。道路はかなり狭く、ようやく車がすれ違えるくらい、場所によってはどちらかが譲らないと通れません。崖側にガードレールはほとんどなく、もしすべらせたと思うとぞっとします。
そして登り道路を40分走り、玉置神社参道前につきました。ここから15分ほど歩くといよいよ玉置神社です。帰りのバスの発車時間は11:10ですので、約1時間ほどで戻ってくる必要があります。
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いよいよ参詣

さて、参道入口の鳥居をくぐり、緩やかな登り路を歩きます。ここで私に少し異変が現れました。なぜだか、妙に早足になり身体が急いでしまうんです。天河神社のときは、ゆっくりゆっくり歩いて向かったのですが、ここではなぜか焦って早足になってしまいます。なんだか、神様が早く来なよ、と言ってくださっているようです。
おそらくバスに乗った人達の中では私が一番早く本社(ほんやしろ)に到着したと思います。

ついに本社に着きました。とっても荘厳です。
ひっそりなのに堂々とした佇まい、素敵です。そして鳥居をくぐって、階段を上ってゆっくり参拝しました。心が洗われる気分がします。いや洗われました。
来てよかった!心からそう思いました。
そして参拝を終えると、すぐに雨が降ってきました。たぶん、神様が雨が降ってくる前に早く来なよ、と導いてくれたのだと思います。

玉置神社の周りは樹齢が何千年の樹木がたくさんあります。
中には直接触れることもできる木もあるので、私もたくさんのパワーをいただいてきました。
玉置神社から名古屋への帰り方
帰りのルート
旅では行きの逆のルートで帰るのが多いと共いますが、玉置神社から名古屋に帰るには、乗り継ぎの関係で「行き」のように新宮経由だと時間が掛かるようです。私が調べた限りでは、十津川温泉に戻った後、そこから近鉄大和八木駅までバスで移動、近鉄電車で帰るほうが早く帰れると思います。
(間違っていたらすみません)
まとめると以下のようになります。
(帰り)
・玉置神社(11:10発)バス->十津川温泉(11:50着):約40分
・十津川温泉(12:33)->大和八木(16:24着):約3時間50分(途中2回のトイレ休憩あり)
・近鉄大和八木->名古屋・・・最短で約1時間40分
ここで注意すべきところが2点あります。まず、バス停十津川温泉ではお食事できるところがありません。予約や探せばあるのかもしれませんが、出発まで40分ほどゆっくりできません。待合室でお弁当を食べることはできそうなので、前日に当日のお昼を買って用意しておくべきです。私はパンとお菓子を用意していたので、大丈夫でしたが、おばさまの中にはお腹が減って仕方なくお土産を開けて食べていた人もいました。
約4時間の路線バス!

また、大和八木までのバスは路線バスで約4時間、しかも途中から街中を走ります。そのため、到着に遅れが発生する場合があります。順調にいけば16:50発の近鉄特急に乗れるのですが、ここはもっと後の便を予約するか、着きそうな時間を見計らってバスの中からネット予約する等をお勧めします。現に私の場合も遅れ、もし16:50便を予約していたら乗り損なうところでした。
約4時間という路線バスですが、途中に2回ほどトイレ休憩もあり、日本一長い吊り橋が見られるなどこちらもなかなか楽しめます。
その後は近鉄を使い、大和八木から名古屋に帰ります。
終わりに

名古屋から玉置神社へは移動時間だけで、片道6時間以上も掛かります。しかし、そんな遠い道のりを経てまで行く価値は十分にあると思います。
実はその後に私に大きな幸運がやってきました。このことはいずれ追記したいと思います。
以上が名古屋から玉置神社参詣の私の書き置きです。玉置神社に参詣する際、名古屋駅または名古屋を起点に移動する方の参考になれば幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。ご意見、ご感想あればお問い合わせよりお気軽にお寄せください。
※このページの記事は2024年12月21日時点、たそがれオヤジ調べです。また、季節による増便、臨時列車の考慮しておらず、内容の保証もいたしません
